はじめまして。
はじめまして。
ニマ・デキと申します。
このブログでは「好きなもの」をあげていきたいと思います。
好きなもの、空。
とくに夕焼け。
綺麗な夕焼けを見ると、それだけでしあわせな気持ちになる。
毎日、夕焼けを見られる生活は、本当に豊かな生活だと思う。
一番感動した夕焼けは、タヒチで見た、ヤシの木が影絵のようになった、本当に絵のような夕焼け。
でも、どんな夕焼けもそれぞれ、刻一刻と姿を変えて美しい。
その様子をぼんやりと見ているのがしあわせ。
夏の空、雲が姿を変えていくのを、ビーチで寝そべってボンヤリみているのも好き。
ビーチでボンヤリ見ているから、いいのだと思う。
夜空。
暗くなった帰り道、家の近くの、街の灯が少なくなったあたりで、夜空を仰ぐのは子供の頃からの習慣。
東京では2等星が見えればいいほうだけど、たくさん星が見えた日は、なんだか得した気分になる。ひとり暗闇でほくそ笑む。
流れ星には、なかなか出逢えない。
人工衛星を見つけて、誰かに教えたくなる。
列車の車窓から見る空。
乗り物酔いするので、なんでも乗り物の席は窓側に限る。
車窓から眺める景色は直接見る景色と違って、素敵に見えるのは何故だろう?
車窓からは空も広く見える。
虹を見つけるのは車窓からのことが多い。
バスに乗る時は、運転手さんと反対側の、一番前が特等席。
車高の高いバスのフロントガラス越しに見る景色は、前の車に遮られず、その先の空も良く見える。
飛行機の窓から見る空。
もう空は横にある。下にもある。
空の中にいる。
眼下の雲越しに、街を見るのが楽しい。
地図の地形をリアルに見つけられる。空の中にいるからこそ。
一番綺麗だと思ったのは、子供の頃に夢で見た空。
ダイヤや水晶などに反射した煌めきのような、流れ星が空からたくさん降ってくる夢。
世紀末のようだったけれど、とてもとても、美しかった。
あの美しい空は、いつか見られるんだろうか。
見られるとしたら世紀末なので、夢のままのほうがいいのかもしれない。
けれど怖い夢ではなくて、みんな穏やかに成仏して、宇宙の意識と一体化する、みたいな感じだった。
子供の頃に、なぜそんな夢を見たのか、いまでも理由はよくわからない。
最近になって、悟りとか涅槃とかの意味を知り、そういうことだったのかと思った。
痛みや苦しみがなければ、死も、空と一体化する、しあわせなことなのかもしれない。
好きな空をあげてみたけれど、なぜ空が好きなんだろう。
理由はやはり分からない。